鮮魚の深海熟成に関する研究についてプレスリリースが発表されました。

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食品物性学研究室 高橋班の「魚肉の深海熟成による長期保存と品質向上」について東京海洋大学よりプレスリリースが発表されました。

内容としては鮮魚(カンパチ)を真空包装して深海4000-6000mで熟成させると、4か月後でも一般生菌数の増加が抑制され(6000mではまったく増えませんでした)、品質向上に関わる遊離アミノ酸の増加が確認されたというものです。研究成果がFood Bioscienceという国際学術雑誌に掲載されました。

深海は低温(1~2℃)と高圧が維持されており、かつ未利用の広大な空間があります。その水産物と海洋資源両方の有効利用を目指した研究です。深海を高圧のかかる冷蔵庫として利用しようというものです。

最近は日本酒やワインなどを海底に沈めたというものが見られますし、瓶入りですし、深さもそこまでではないので(せいぜい数十メートル)、効果は大きく違うものになります。

→プレスリリースはこちら

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